違法難民問題に厳しい法律を! ハーパー首相にできるか?

「カナダの領海と安全保障のためにより厳しい移民法を制定する必要がある」 会議に出席していたハーパー首相は、先日記者会見でこのように述べた。自由党や新民主党の野党からは難民の審査はケースバイケースで行うべきであり、すべての難民をテロリストや犯罪者として扱うべきではない、と声をあげている。が、多くのカナダ人は今回のタハーパー首相のコメントを多数派の意見を代弁していると、空気を読んでいると歓迎している。カナダの新聞The Globe and Mailを読むとほとんどの人が現在の移民法は問題だらけである、と感じている。

MV Sun Sea で到着した難民は、今回のオペレーションが成功するかどうかを見極めるテストだと言われている。約500名のタミル人が4万ドルから5万ドルを斡旋業者に払い、カナダに到着したらあとは難民申請をして審査を受ける。それができるかどうか、後に続くタミル人、そしてトロントのタミル人グループはしっかりと見ている。カナダの国益を損なう前例はつくったり、世界の人々に誤ったメッセージを発してははいけない。

しっかりと見ているのはタミル人だけではない。カナダの人々もハーパー首相が言ったことを実行できるかどうかしっかりと目を見開いて見守っている。「今のような状況を放置しておくことはできない、法律を改正し断固として対処する」とのハーパー首相のコメントに対してカナダの人々の思いはただひとつ。Then do it!

タミル難民 

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