アメリカの消費者団体が、クライスラーとフォードが誤解を招く広告を出したと苦情を申し立てた。
The Made in the USA Foundationは、アメリカの自動車メーカー2社が誤解を招く
広告を出したと米連邦取引委員会に苦情を申し立てた。問題になったのはクライスラーの Chrysler 300とフォードのFusionである。
クライスラーは今年2月のスーパーボウルのテレビCMでラッパーのエミネムを起用し、
“Imported from Detroit”キャンペーンを大々的に展開した。それにもかかわらず実際にはカナダで生産された車をImported from Detroitのキャッチフレーズで売るのはとんでもない、という訳である。
スーパーボウルのテレビCMを見てみたいと思いYoutubeで検索してみた。CMを見てみると実際のCMで宣伝されいるのはCHRYSLER 200 で300ではない。このCMのコメントに投稿した人によるとCHRYSLER 200はデトロイト郊外のスターリングハイツ市で生産されている。
CHRYSLER 200 のテレビCMは評判がいいようで、Youtubeでの再生回数は1300万回近くに上っている。
2009年にカナダ連邦政府とオンタリオ州政府がクライスラーを救済した時に、同社は北米全体の20%をオンタリオで生産することに同意した。(今年の5月、投入された公的資金のほとんどをクライスラーは返済)
Chrysler Eminem Super Bowl Commercial – Imported From DetroitのCMはこちら